三十代にて、生き様を語らん。

徳川家康 三十歳

信玄と三方ヶ原に戦う。

坂本龍馬 三十歳

犬猿の仲であった薩長を結びつける。

紫式部 三十一歳

名作『源氏物語』の執筆。

上杉謙信 三十一歳

『鞭声粛々 夜河を過る』

坂田藤十郎 三十一歳

『夕霧名残の正月』で大当たり。

建礼門院徳子 三十一歳

大原寂光院にて、後白河法皇の訪問を受ける。

徳川吉宗 三十二歳

紀州の吉宗、八代将軍となる。

源頼朝 三十三歳

東国武士、旗揚げす。

豊臣秀吉 三十三歳

金ケ崎の殿(しんがり)。

平賀源内 三十四歳

『物産会』を江戸で開催。

津田梅子 三十四歳

米国の万国婦人連合大会に日本代表として出席。

本多忠勝 三十四歳

主君家康を助け、堺を脱出。

間宮林蔵 三十四歳

単独の樺太行。

清少納言 三十五歳

『枕草子』をまとめる。

黒田如水 三十六歳

参謀官兵衛、秀吉に囁く。

二宮尊徳 三十六歳

下野桜町領の復興。

西郷隆盛 三十六歳

西郷赦免。歴史の表舞台へ。

平将門 三十七歳

東国に国を建てる。

勝海舟 三十七歳

咸臨丸の艦長として、太平洋を渡る。

十返舎一九 三十七歳

『東海道中膝栗毛』の執筆。ベストセラーに。

額田王 三十七歳

愛に生きた万葉の女流歌人。

上杉謙信 三十八歳

敵に塩を送る。

杉田玄白 三十八歳

ターヘル・アナトミア翻訳を誓う。

喜多川歌麿 三十八歳

幕府の制限に屈せず、独自の画風を確立。

右大将道綱の母 三十八歳

『かげろふ日記』につづられた、女の愛。