Cab-over bus

お客は満員。「発車オーライ」。
レトロな雰囲気のバスである。今のバスのように真四角なガラス張りといったイメージではなく、角の取れた丸さがいい。このバス、実際に昭和20〜30年代に日本の街を走ったバスの一つだ。レトロな雰囲気というより、レトロそのものである。
でも、レトロなバスでまず思い出すのがボンネットバスだ。エンジンの入ったボンネットが運転席の前に突き出したあの車である。確かに昭和20〜30年代あたりは、バスと言えばボンネットバスだった。
ところがこのバスには、ボンネットはない。ではエンジンはどこにあるのか。エンジンがあるのは運転席の隣だ。運転席の隣に大きな丸い鉄製カバーが付いており、その中にエンジンが鎮座している。
つまりこのバスは、エンジンの上に運転席や客席のあるキャブを乗せた車、キャブオーバー型のバスなのである。

キャブオーバーバスのエンジン
運転席の隣に銀色のカバーがあり、その中にエンジンがある。これぞキャブオーバーである。
運転席の隣に銀色のカバーがあり、その中にエンジンがある。これぞキャブオーバーである。

ボンネットバス
昭和20〜30年代のバスと言えば、多くがこのボンネットバスであった。写真のバスには「地獄めぐり」とあり、大分県の別府で遊覧バスとして使われていたもののようだ。もちろん当時は、路線バスもボンネットだった。
【Toyota Automobile Museum バスは1950年のふそうB23あたりではなかろうか?, Public domain, via Wikimedia Commons】
昭和20〜30年代のバスと言えば、多くがこのボンネットバスであった。写真のバスには「地獄めぐり」とあり、大分県の別府で遊覧バスとして使われていたもののようだ。もちろん当時は、路線バスもボンネットだった。
【Toyota Automobile Museum バスは1950年のふそうB23あたりではなかろうか?, Public domain, via Wikimedia Commons】
