フルゴネットは、2CVデビューの3年後に。
2CVのバン仕様であるフルゴネットが発売されたのは、1951年3月。2CVデビューから3年後には早くも登場している。最初に出たのは、乗用タイプの2CVの後部を荷物室に変更しただけの車であった。
でも、その3年後の1954年には、エンジンの馬力をアップした貨物車に適したタイプが登場。さらに、細かな改良やマイナーチェンジが施され、1977年まで作り続けられた。
この2CVフルゴネット、荷室の後ろに両開きの大きなドアが付いており荷物の積み下ろしがしやすかった。しかも、車体が小さいため狭い道でも走りやすかったので街の商店や小型の荷物を扱う郵便や運送などで大いに使われたようである。

2CVフルゴネットのスタイル
ボンネットに使われている波型のパネルで荷室全体を覆っている。そんなこだわりがやはりフランス車なのである。全体が小豆色でバンパーとヘッドライトが赤、ホイールが白といったカラー構成もなかなかである。
ボンネットに使われている波型のパネルで荷室全体を覆っている。そんなこだわりがやはりフランス車なのである。全体が小豆色でバンパーとヘッドライトが赤、ホイールが白といったカラー構成もなかなかである。
前に述べたように2CVはもともと農民の車を目指していた。たくさんの荷物を載せて、揺れを抑えて走ることを目標に開発された車でもあった。そうしてみると、このように商用車として荷物を運ぶという用途で使われるのが本来と言うか、この車にピッタリの使われ方であったと言えるかもしれない。
