フォルクスワーゲン タイプ2

Volkswagen Type 2
フォルクスワーゲン タイプ2
フォルクスワーゲン タイプ2 1950年

タイプ1から生まれた人気車。

フロントに大きなVWのロゴマーク。ドイツの自動車メーカーフォルクスワーゲンの商用バンである。曲線のラインを生かしたフロントのデザインが個性的で、今でもファンが多い。ボンネットの無いキャブオーバータイプの商用車としての歴史は古く、1950年に登場した。

上の写真は初代のT1であるが、このT1から2022年発売の第7世代T7まで存在する。つまり、現在も製造、販売が続けられている車でもある。

この車、フォルクスワーゲン タイプ2という名で呼ばれている。では、タイプ2ならばタイプ1もあるはずで、タイプ1とは何か。それは、フォルクスワーゲン ビートルのことである。ビートルと言えば、誰もが一度は目にしたことがあるあの丸いリアエンジン車だ。戦後のドイツ車を代表する車でもある。実はタイプ2の登場にあたっては、そのビートルが大きく関係している。

タイプ2のスタイル
フォルクスワーゲン タイプ2のスタイル
全体的にスッキリしたデザインだが、その顔つきは個性的。今の車にはない可笑しさがある。荷室のドアは車の右側面と後部に付いている。なお、後部にはエンジン調整のためのドアもある。

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フォルクスワーゲンというメーカーとは?