Vauxhall Cresta

女王陛下のステーションワゴン。
大きめのラジエターグリルに、存在を主張するフロントライト。フロントガラスも広く、側面まで回り込むラップアラウンド・ウィンドウになっている。そして、極め付きは車体後部のテールフィンだ。
1950〜60年代のアメリカ車に見えるこの車。実はイギリスの自動車メーカーボクスホールのクレスタである。イギリス車なのだ。1957年から1962年まで製造、販売されていた。
しかもこの車、セダンではない。後部にまでルーフを伸ばしたエステート、つまりステーションワゴンである。しかし、このデザインはどうだ。セダンの側面ウィンドウの形をそのまま残して、ルーフを伸ばした個性的なスタイルになっている。

ボクスホール クレスタのスタイル
車の後部にまでルーフを伸ばしたエステート、つまりステーションワゴンである。セダンの側面ウィンドウの形を残し後部にまでルーフを伸ばすというデザインが粋だ。しかも、車体後部のアクセントであるテールフィンが50~60年代感を醸し出している。
車の後部にまでルーフを伸ばしたエステート、つまりステーションワゴンである。セダンの側面ウィンドウの形を残し後部にまでルーフを伸ばすというデザインが粋だ。しかも、車体後部のアクセントであるテールフィンが50~60年代感を醸し出している。
これは、フリアリーエステートと言い、コーチビルダーのフリアリー・モータースが改装したものだが、標準のクレスタ ステーションワゴンとして販売していた。なお、コーチビルダーとは、自動車のボディの改装業者のことだ。