ソ連のヒット映画にも登場したS-3A。
1965年のソ連のコメディ映画「オペレーションYとシュリックのその他の冒険(原題:Операция «Ы» и другие приключения Шурика)」にこのS-3Aが登場している。
その映画では悪役の3人組が乗る車としてS-3Aが出てくる。この3人はどう見ても身体障害者ではないがこの車を乗り回すのである。しかも映画のS-3Aは、2人乗りの車なのに3人の男を乗せ、雪道を軽快に走る。また、Uターンできない狭い道で、人が車を押して180°回転させるというシーンもあり、重量が軽い車であるゆえのメリットも見せている。
彼らは悪い人たちなんだから、身障者向けの車それも2人乗りの車に3人で乗るという違反を犯しているのだ、という表向きの理由はあっただろう。だが本当のところは、身障者ではない人がS-3Aに乗るのも当時は結構普通のことだったのかもしれない。
このコメディ映画は大ヒットし、1965年のソ連の映画興行収入のトップを記録している。それもあって、1965年以降はこのS-3Aを運転したい、手に入れたいという人も大いに増えたことだろう。この車SMZ S-3Aの良さをヒット映画で十分に宣伝したのだから。

映画に登場したS-3A
写真は、モスクワ州にあるヴァディム・ザドロジヌイ技術博物館で撮られたもの。映画の一場面を思わせる展示となっている。それほどこの映画は人気なのだ。もちろん人物は人形だろう。佐渡の金山の展示と同じである。
【Alexxx1979, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons】
写真は、モスクワ州にあるヴァディム・ザドロジヌイ技術博物館で撮られたもの。映画の一場面を思わせる展示となっている。それほどこの映画は人気なのだ。もちろん人物は人形だろう。佐渡の金山の展示と同じである。
【Alexxx1979, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons】
SMZ S-3A紹介動画
ポーランドのユーザーがレストアしたS-3Aを紹介する動画。アクセルやブレーキを手で操作する様子を見せており、この車が身体障害者向けの福祉車両であることがよくわかる。走る場面では、未舗装の道を軽快に走り回る様子が捉えられている。
ポーランドのユーザーがレストアしたS-3Aを紹介する動画。アクセルやブレーキを手で操作する様子を見せており、この車が身体障害者向けの福祉車両であることがよくわかる。走る場面では、未舗装の道を軽快に走り回る様子が捉えられている。
