フィアット 500C ベルベデーレ

Fiat 500C Belvedere
フィアット500C ベルベデーレ
フィアット 500C ベルベデーレ 1951年

時代の先ゆく、家族向けワゴン。

いかにもヨーロッパ車というデザインのかわいい車、イタリアの自動車メーカーフィアットの小型車 500Cである。大きさは日本の軽自動車、それも360cc時代の軽のサイズに近い。小さいながらも、後部にも座席がある4人乗りで、荷室が分けられていないワゴンタイプの車でもある。

しかもキャンバストップで屋根がオープンとなる。ベルベデーレという名前が付いているが、その名前には「眺めが良い」とか「展望室」という意味がある。確かに屋根を開けてドライブすれば、開放感があっていい眺めを楽しめるだろう。

500C ベルベデーレのスタイル
500C ベルベデーレのスタイル
かわいい顔をしたワゴン車である。しかも、屋根はキャンバスで、後席までいっぱいに開く。屋根を開いて走れば爽快だったろう。

次ページ
トポリーノと呼ばれた初代500。