Cadillac Eldorado

幻の黄金郷は、ここにある。
キャデラック。それは高級車の代名詞でもある。王侯貴族や政府高官の専用車として使用され、世界の富豪たちにも愛用されてきた。性能うんぬんではなく、キャデラックであること自体がキャデラックを持つことの価値でもある、そんな車である。
そのキャデラック車の中でもひときわ豪華絢爛であるのが、1953年登場のキャデラック エルドラドだ。とにかく大きい。長さも幅も日本の小型トラックより一回り大きく、その大きさで2ドアのコンバーチブルつまりオープンカーなのがまたすごい。
フロントまわりのデザインの、これでもかというばかりの派手さも目を引く。さらにバックスタイルは、50年代アメリカ車お約束のテールフィンである。

キャデラック エルドラドのスタイル
横幅も全長も余裕のサイズ。その顔の派手さ加減はアメリカの豊かさを象徴するようだ。そしてバックスタイルはお約束のテールフィンとスペアタイア。トランクがこんなに大きいのにスペアタイアが入らないのだろうか。まあ、これもまたデザインの一環なのだろう。
横幅も全長も余裕のサイズ。その顔の派手さ加減はアメリカの豊かさを象徴するようだ。そしてバックスタイルはお約束のテールフィンとスペアタイア。トランクがこんなに大きいのにスペアタイアが入らないのだろうか。まあ、これもまたデザインの一環なのだろう。
しかも名前は、エルドラド。エルドラドと言えば南米の伝説に登場する黄金郷のことである。何と言うか成金趣味そのものであり、この車にこの名前かと、かえって清々しささえ感じられる。
