マスメディアで大々的にキャンペーン。
ミゼットというと、「ウチも買うたわ。配達にはやっぱり車が便利やね」なんて、関西弁で得意げに語る商店の親父さんの顔が浮かんでくる。ミゼットはもちろん全国発売だったが、関西がよく似合うのである。それはやはり、テレビCMの強烈なイメージがあるからだろう。
昭和33年(1958年)からダイハツは、大阪テレビ放送(現在の朝日放送)の連続コメディ「やりくりアパート」を一社提供し、ミゼットの生CMを流した。CMには「やりくりアパート」に出演していた大村崑、佐々十郎、芦屋小雁などの関西のタレントが登場。大人気となった。
大村崑のCMといえば、オロナミンCが有名だが、ミゼットはそれよりも早い。まさにミゼットは、マスメディアで宣伝しヒットした車のハシリと言ってもいい。
ミゼットの生CM
ダイハツが提供する「やりくりアパート」の出演タレント大村崑と佐々十郎の掛け合いで、ミゼット、ミゼットと車名を連発するCMが話題を呼んだ。
ダイハツが提供する「やりくりアパート」の出演タレント大村崑と佐々十郎の掛け合いで、ミゼット、ミゼットと車名を連発するCMが話題を呼んだ。
