よく見ると意外と個性的なコルティナ。
しかし、普通の車というコンセプトながらコルティナは意外とおしゃれな車でもある。フロントは、中央に一本ラインを入れた大きめのラジエターグリルで、ボンネット前面には車名の入ったプレートが付いている。また、車のサイドはラインを基調にしたデザインでスマートなイメージだ。
さらに、注目したいのがバックの丸形ブレーキランプである。他の車にはあまり見られないデザインだ。後ろを走る車のドライバーにいつも見られているバックスタイルにこだわったのも、コルティナの特長である。

フォード コルティナのデザイン
全体のスタイルは普通の小型車だが、サイドのラインやフロントのデザインで個性を強調している。そしてバックランプは丸型だ。
全体のスタイルは普通の小型車だが、サイドのラインやフロントのデザインで個性を強調している。そしてバックランプは丸型だ。
フォードは、このコルティナの前に販売した車でも結構面白いデザインを行っている。また、イギリスフォードと同じドイツの現地法人であるドイツフォードが当時製造、販売していたフォードタウヌスにも、一度見たら忘れられないようなデザインが多い。
その伝統というかこだわりには当時のフォードの車づくりに対する思いが詰まっているのだろう。いくら普通と言っても、こだわりがなければ車じゃないという思いだ。
フォード コルティナの実車
1963年に登録されたコルティナである。車のサイドのラインが強調されており美しい。
【Charles01, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons】
1963年に登録されたコルティナである。車のサイドのラインが強調されており美しい。
【Charles01, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons】

