実用性のある車ではあったが・・・。
当時、チェッカー マラソンの実用性を支持する顧客はいた。しかし、多くの車の購入者は実用性よりもスタイルやパワー、つまりイメージを優先したのである。カッコいいだろ!と自慢できる車でなければ売れなかったのだ。
しかもこれは、タクシーとしてチェッカーの車が使われすぎていたというところにも問題があった。それほどチェッカーのタクシーは街中を走っていたわけである。60年代や70年代の映画やテレビでもタクシーと言えばチェッカー車が登場する。あの名作「タクシードライバー」がよい例だ。主演のロバート・デ・ニーロは黄色のチェッカータクシーを運転していた。
「タクシードライバー」予告編
1976年の映画「タクシードライバー」の予告編である。とにかくロバート・デ・ニーロが若い!マンホールから吐き出されるスチームの中から登場するイエローキャブの姿にも痺れたものである。
1976年の映画「タクシードライバー」の予告編である。とにかくロバート・デ・ニーロが若い!マンホールから吐き出されるスチームの中から登場するイエローキャブの姿にも痺れたものである。
ゆえに、チェッカー マラソンに乗っていると「なんだお前、タクシーの運ちゃんになったのか」とか言われて笑われるのがオチだったのかもしれない。また当然、彼女も誘いにくかったことだろう。
要するに、人々にとって車に乗るというのは兎にも角にもイメージ優先なのだ。これは当時も今も変わらない心理・・・というか真理である。
チェッカーマラソンの動画
アメリカミズーリ州の旧車のディーラーmotoexoticaの動画である。1982年製のチェッカーマラソンの外観やインテリアなどを紹介している。最後には走行動画を見ることもできる。1982年製であるが、発売当初の60年代のものとほとんど変わっていない。そこがまたこの車のすごいところでもある。
アメリカミズーリ州の旧車のディーラーmotoexoticaの動画である。1982年製のチェッカーマラソンの外観やインテリアなどを紹介している。最後には走行動画を見ることもできる。1982年製であるが、発売当初の60年代のものとほとんど変わっていない。そこがまたこの車のすごいところでもある。
