トライアンフ TR3A

走る楽しみを忘れないトライアンフ。

トライアンフはもともと二輪車の製造、販売で名を挙げてきたメーカーだ。やはり小型のスポーツカー、それもロードスターは、二輪車の延長線上にある車なのである。風を感じながら、いや、自らが風になるという走りを楽しめる車なのである。

二輪車の製造から、四輪の乗用車の製造を行うようになったメーカーは多い。しかし、トライアンフは、二輪車の野性味と言うか乗馬にも通じる爽快感をユーザーに与え続けてきたのである。TRシリーズは、他のメーカーに買収された後に開発し、製造を始めた車だが、そんなトライアンフの集大成とも言える。

TRシリーズはこの後TR4からTR8までモデルチェンジを行い1981年まで販売され続ける。そしてモデルチェンジのたびに性能は上がっていった。・・・とは言うものの、イギリスの小型スポーツカーとして二輪に近い走りを楽しめたのは、やはりTR3Aまでだったのではないだろうか。

トライアンフTR3Aの動画
レストアされた1960年製TR3Aの外観から内装、エンジン、走りなどを余す所なく見せてくれる。風を感じながら田舎道を走りぬけるというイメージがよく伝わってくる動画でもある。