コロラールは、現代ならSUV。
見た目は普通の車でありながら、ジープのような走破力を示す車と言えばSUVがある。
SUVとは、Sport Utility Vehicleの略で日本語にするとスポーツ用多目的車である。日常生活やレジャーで便利に使えるといった意味を持つ。特にアウトドアレジャーのブームに合わせて登場し、人気を得てきた車種だ。
コロラールは、1950年に早くもこのSUVの考え方を持つ車として登場したと言えるだろう。コロラールにはいくつかのバリエーションがあったが、人気だったのはプレーリーである。6人乗りで荷物を積むスペースも広く取れるファミリーカーだった。これで悪路にも強いのだから、まさに現代のSUVである。
コロラールプレーリーの宣伝映像
舗装道路やダートの田舎道だけでなく、道なき道もOKという走破力を訴えている。
舗装道路やダートの田舎道だけでなく、道なき道もOKという走破力を訴えている。
また、サバンというタイプもあった。2ドアで後ろの席の窓にはキャンバスが貼られており、暑いときはそれを巻き上げて風通しを良くするというタイプだった。
サバンとはサバンナの意味で、熱帯地方で使うことを想定した車だった。これもまたアウトドア好きにはたまらない車と言えるだろう。
コロラールサバンの宣伝映像
砂漠を走る姿を紹介。前の窓ガラスが跳ね上げ式で、側面の窓には巻き上げたキャンバスがあるのがわかる。
砂漠を走る姿を紹介。前の窓ガラスが跳ね上げ式で、側面の窓には巻き上げたキャンバスがあるのがわかる。