今に生きるベンツ180のコンセプト。
現代のベンツには、AクラスとかBクラスといったリーズナブルな車種のラインアップが存在する。ベンツはもうお金持ち専用の車ではないのは確かである。
しかし、日本でよく売れているのはCクラスだ。ベンツはCクラスから高級車の分類に入るが、コンパクトで比較的手に入れやすい高級車というコンセプトだそうだ。
コンパクトでベンツの高級車という認識が持てる車、つまりそれほどゴージャスではないが、ベンツに乗っているのだと満足できる車と言うわけである。よく考えると、それはまさにメルセデスベンツ180のコンセプトでもある。
メルセデスベンツ180の動画
エンジンの状況に始まりベンツの走る姿、運転中の車内の様子などを紹介。エンジンの音が心地よい。
エンジンの状況に始まりベンツの走る姿、運転中の車内の様子などを紹介。エンジンの音が心地よい。
また、ベンツが一般の人々に注目されるきっかけとなったのは、ベンツの安全設計である。ベンツの安全設計がマスコミの報道等を通して知られるようになり、強度の高い素材、衝撃吸収ボディ、エアバック装備などが話題となった。
それらが日本車にも積極的に導入されるようになったのは、ベンツの安全性がマスコミに取り上げられるようになってからである。車の安全性を重視することを日本に広めたベンツの功績はやはり大きい。
こうした安全性の面でも、メルセデスベンツ180が顔を出す。この車は、今に続くベンツの安全設計をはじめて採用した車でもあるのだ。
ベンツらしさを持ったコンパクトモデルで安全にも考慮しているメルセデスベンツ180。この車にこそ、現代のベンツブームの源流があると言えるのではないだろうか。

家族写真に登場するベンツ
1962年の3月に撮影した写真である。二人の子供の後ろにあるのはメルセデスベンツ180だ。父親が、自慢のベンツの前に子供を立たせて撮ったのだろうか。ベンツではあるが、海外ではすでにファミリーカーとして使われているのがわかる。
【Angilbas at the English-language Wikipedia, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons】
1962年の3月に撮影した写真である。二人の子供の後ろにあるのはメルセデスベンツ180だ。父親が、自慢のベンツの前に子供を立たせて撮ったのだろうか。ベンツではあるが、海外ではすでにファミリーカーとして使われているのがわかる。
【Angilbas at the English-language Wikipedia, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons】
