兵器メーカーとしての自負が生んだオチキス アンジュ。
なぜ、オチキスはこうした時流に逆行し、保守的な大型高級車アンジュを投入したのだろうか。それは、長年フランスの兵器製造会社として開発、製造を続けてきたという自負があったからではないだろうか。
今でこそ、銃や大砲のメーカーだったというのは会社のイメージとしてはあまりよろしくないところがある。しかし、第二次世界大戦までは、祖国のために優れた兵器を製造して貢献したというのは誇れるところでもあったのだ。そんな誇りの思いを戦後の自動車製造にまで持ち込んでしまったというのが、やはりオチキスの敗因となったのだろう。
オチキス アンジュ。この車は、終戦直後という時代の中で、スタイルでも、その機構でも注目できる車であっただけに惜しいところではある。
オチキスアンジュ走行動画
こちらは走るアンジュの動画である。フランスはブルターニュの田舎道をゆっくり走るアンジュ。この車は、やはり絵になる。田舎道なので他の車とすれ違わないのがまたいいのである。
こちらは走るアンジュの動画である。フランスはブルターニュの田舎道をゆっくり走るアンジュ。この車は、やはり絵になる。田舎道なので他の車とすれ違わないのがまたいいのである。
