オペル システムルッツマン

Opel System Lutzmann
オペル システムルッツマン 1899年

オペルの自動車第1号。その性能はいかに。

これはまた思いっきりクラシックな乗り物だ。でも、ハンドルがあり、チェンジレバーがあり、シートがあり、ライトが付いていて、車輪も4つ。レッキとした自動車である。なんと製造されたのは1899年。19世紀である。

これは、ドイツの自動車メーカーオペルのシステムルッツマンだ。オペルが最初に製造した自動車でもある。

それにしても、見ていると素朴な疑問が湧く。シートが向かい合わせになっているのはどういうわけなのだろう。ハンドルを握る運転手の前に人が座るのだろうか。こんなことで運転できるのだろうか。

そんな疑問の答えはあとにして、まずは、オペルというメーカーについて少し語ってゆこう。

ルッツマンの運転席
これがシステムルッツマン
車輪とエンジンの上にシートを乗せたという形の極めてシンプルな自動車である。運転席にはハンドルやチェンジレバーがあり、車の前には2つのライトが付いている。面白いのはシートが向かい合わせになっているところだ。

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自転車メーカーオペルが自動車製造へ。