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2007.5.7作成
手軽に複雑なWebアプリケーションができる。アイデアしだいで、新ビジネスも。

webAPI【ウェブ エー・ピー・アイ】

■プログラミング作成のAPIから来ている言葉。
■簡単なプログラミングで、便利で魅力的なサイトを。
■組み合わせとアイデアで、もしかしたらすごいことが・・・。

まずAPIから考えてみましょう。

APIとは、Application Program Interface (アプリケーション プログラム インターフェイス)のことで、いわばプログラムを作成するときに使用できるパッケージのようなものです。

コンピュータに作業を行わせようというとき、ご存知のようにプログラムを書きます。しかし、作業が複雑になると長いプログラムを書くことになります。ここで登場するのがAPI。APIは一連の作業を行わせるためのプログラムのパッケージですから、このパッケージを使えば、簡単な命令を書くただけで、一連の作業を行うようになります。そして、いろいろなAPIを組み合わせると、手軽に複雑な作業を行わせるプログラムのできあがりというわけです。

つまり、時間と手間の節約になるというありがたい仕組みのことで、プログラム作成の経験者ならその恩恵にはあずかっていると思います。

そこでWebAPIですが。

WebAPIとは、そのAPIがネット上にあるもの。Yahoo、Amazon、Youtube、GoogleMapなどをはじめ多くのサイトがAPIを公開しており、Web上のさまざまなサービスを実現するためのwebアプリケーション作成に活用することができます。

つまり、自分のサイト上でYoutubeの特定の動画を検索し、表示させたり、GoogleMapを表示させ、そこに自分の会社の支店の位置を表示させたりが手軽にできるわけで、web2.0的サービスの注目株として活用が急速に広まっているようです。例えばGoogleMapのような地図を自社開発で作るにはとてつもない労力と時間がかかりますが、それをショートカットできることになります。

やはり、地図関連の使用が最も多いようです。企業サイトで支店や営業所が結構あって、それらの地図をすべて手作りしていたら、最初はいいんですが限りなく面倒なことになり、更新もおぼつかなくなります。それを考えると、まさに福音と言えます。

最近では、さまざまなAPIを組み合わせてオリジナルなWebアプリケーションも多く作られているそうで、こうした組み合わせのことをマッシュアップともいいます。組み合わせといっても、単にくっつけるだけのことでなく、アイデアによっては新しい使い方やサービスを生み出すことだって可能なわけで、全く新たなビジネスチャンスにもつながってきます。まさしくWeb2.0的ですね。

リスクのことも考えるべし。

しかしながら、何でもできる、可能性も広がるということはリスクもあるということで、Amazonで何かを注文している人が、どの地域に住んでいるかがわかったり、フィッシング詐欺に利用されたりということも考えられるわけです。

APIを使ったプログラミングは比較的簡単にできますし、専門家でなくても開発できるようなツールを提供する企業もあるようですので、このあたりのセキュリティの問題をなんとかする必要もあるようです。

copyright Ueda Web Laboratory S.Ueda 2007