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2006.10.9作成
人気はないが、数で稼ぐ。ネットならではの商売の法則。

ロングテール【ろんぐてーる】

■人気が下位の商品でも、まとめれば売上貢献。
■在庫や物流コストが少なくて済むネット商店だから成立。

下位商品の売り上げで商売をする。

ロングテールとは、長いしっぽのこと。じゃあ、長いしっぽが何だって言うのでしょうか。これは実は、商売の法則の新しい見方とも言えるべきものなのです。

ロングテールの概念図商品の売り上げとは、上位の20%の商品が全体の売り上げの80%を占める・・・これは普通の小売店に見られる法則です。ですからお店は上位の20%の商品を多く揃えて売り上げをアップしなければなりません。お店の売り場面積が限られていますので、みんなが買ってくれる商品を揃えておいた方が効率的なわけです。

ところが、下位80%の商品だってその売り上げをまとめれば、バカにならないぞというのが長いしっぽ、つまりロングテールです。一つひとつの商品は少量しか売れないとしても、多くの種類の商品の売り上げを合計すれば、大きな売り上げを確保できるぞということです。

ネット販売で、注目度上昇。

これは、インターネット上の商店だからこその商売の新法則。インターネットですからお店のスペースは気にする必要はありません。在庫や物流のコストも普通のお店よりも少なくて済みますから、少ししか売れる見込みのない商品であっても、多くの種類を揃えておくことができます。

本とか音楽といった趣味に関する商品は、ベストセラーのように少ない商品を大量に売り上げることもありますが、最近では、あまりベストセラー、ミリオンセラーの声を聞かなくなりました。それだけ人々の趣味や好みが多様化してきているからです。こんな時代の本や音楽の商売は、やはりロングテールを狙う必要があります。「ここに来れば求めるものがきっとある」というお店がモテるわけです。

となると、やはりインターネット上のショッピングサイトです。amazon.comに見られるような本や音楽など趣味の商品のお店がショッピングサイトではまず脚光を浴びました。少量でも確実に売り上げていくことで全体的には大きな商売になることが実証されたわけです。

copyright Ueda Web Laboratory S.Ueda 2007