CMS【シーエムエス】
■費用は幅があるが、オリジナルを作るとなると結構かかる。
コンテンツ・マネジメント・システム。
CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システムの略です。サイトの更新やページ追加等をパソコンのブラウザなどで簡単に行えるようにするシステムで、通常はWebサーバにCMS用のソフトウェアやデータベースを入れて構築します。
普通、ページを作る場合は、画像や文章を用意してHTMLを記述し、画像とHTMLデータをWebサーバの所定の場所にアップロードします。そして、ページを更新する際にはHTMLを書き直したり、画像を作り直したりしてサーバにアップし、上書きするという作業を行います。
こうした一連の作業はある程度の知識や経験が必要ですし、専用の作成ソフトも必要です。専用のソフトがなくてもOKですが、そうなると結構な知識と経験が求められます。
サイトの更新作業で威力を発揮。
ところが、知識や経験がなくても、手軽に行えないか、ということで登場したのがこのCMS。特に更新が命のショッピングサイトなどは、最初の立ち上げは専門家に依頼したとしても、更新や追加などは、簡単に素早く行えないと商売になりません。また、更新のたびに専門家に頼んでいると、費用がかさみます。
CMSを導入すると、担当者が自分のパソコンでブラウザを立ち上げ、そこから文書の更新や画像の入れ替えなどが手軽にできるようになるわけです。
費用がかかることを覚悟しておく。
ただし、単純にページを作成するのとは異なり、システムを組むわけですから費用がかかることを覚悟しておかなければなりません。比較的低予算でできるレディメイドもありますが、オリジナルのシステムを組むとなると3桁(ウン百万円)あるいは4桁の見積もりが出てきます。
単純なWEBページ作成に比べて、なんでそんなに高いのと思わず文句が出てしまうような値段を提示されますが、更新をすべて専門家に任せた場合の費用のトータルと比較してみて、導入するかしないかを判断することが必要です。どちらにしてもサイトを維持するにはお金が必要なのですから。