2006.10.1作成
「やすさ」で勝負。- その1 -
Webサイトも安い費用で制作できればそれに越したことはありませんが、ここで言う「やすさ」とはその安さのことではありません。「〜しやすさ」のこと。紙媒体のパンフレットやカタログの場合、見やすさ、読みやすさが重要ですが、さて、Webの場合にはどんな「〜しやすさ」に注意を払うことができるでしょうか。
今回は第1弾として、扱いやすさをとりあげます。
今回は第1弾として、扱いやすさをとりあげます。
扱いにくいサイトは敬遠される。
「扱いやすさ」つまりユーザビリティの問題です。サイトはパンフレットや書籍ではありません。パンフレットや書籍は、ページをめくれば、とにかく読むことはできます。でも、サイトの場合、内容を読むための決まり事を設け、ユーザーはそれを認識しながら読み進んだり、戻ったりする必要があるのはご存知の通りです。
また、紙ではなくて画面上の文字を読み、絵を見るわけですから、サイトを見る人がみな同じように見えているとは限らないという点も考えておかなければなりません。WindowsやMacintoshなどOSの違いや、ブラウザのバージョンの違い、PCのディスプレイによっては視認性が悪い場合もあります。
しかも、パソコンを扱うのに慣れていない人が見ることを考えると、扱いやすさは、サイトの生死を決定する重要な問題。サイトの決まり事がわかりにくい、つまり扱いにくいと、ユーザーは二度と来なくなってしまいます。
家電製品の操作ボタンを見習おう。
扱いに慣れていない人のために、一目で扱い方がわかるようにデザインを工夫しているのが家電製品。洗濯機や冷蔵庫のようないわゆる白もの家電です。操作ボタンが少なく、何を意味するのかすぐにわかるようなデザインになっていますし、最近では高齢者の方への配慮で、大きめの文字で操作内容が書いてあったりします。それに、ひとつの動作を行うと次に行うべきことを指示してくれるようなものもあります。こんな家電製品の親切さを研究してみるのもいいかもしれません。
扱いやすさを高めるためのチェックポイント。
そこで、扱いやすいサイトを作るためのチェックポイントを最後にあげてみましょう。次の6点です。
- リンクボタンはリンクボタンらしく
- 一目で、操作の見当がつく
- ページの移動ででイライラさせない
- 始めてきた人のことを優先した操作性を
- 目的ページへの道がいくつもある
- イザという時のヘルプがある
次回は「やすさ」で勝負第2弾「伝わりやすさ」について考えます。
あなたのサイトは伝えるべきことを伝えているでしょうか。